
日本ラグビー協会がザラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗)の参入に向けて、NZ.AUS両協会と交渉を進めていることが2019.10/23に報道された。
ザラグビーチャンピオンシップは2021年からの5年間の放映権契約が結ばれているため、早くても2026年からの参加となる。そのため、この三か国対抗戦の内容はザラグビーチャンピオンシップまでのつなぎ役としてとても大きな内容だ。
現在出ている構想
2018秋、横浜でNZ対AUSの対抗戦(ブレディースローカップ)が開催された。
その対抗戦に日本も加えて、各チーム総当たりの試合を行うというもの。
この対抗戦の日本のメリットは?

2019ワールドカップ、日本は史上初のベスト8入りを果たした。
これは2016から参加したスーパーラグビーで、世界最高峰のラグビーを経験できたことが大きく影響しているだろう。
しかし、このスーパーラグビーへの参戦は残念なことに2020に撤退が決まってしまっている。
そのため、この三か国対抗戦は日本が2023ワールドカップでさらに大きな結果を目指すためにはとても大きなメリットを持つ。
オールブラックスはワールドカップ連覇中で2019ワールドカップもベスト4に勝ち進んでいる誰もが知る最強国。
ワラビーズはワールドカップで二度の優勝経験がある超強豪国。
これは、高いレベルのラグビーを経験するには至高の二か国である。
実現の可能性は?
NZ.AUSとは時差がなく、毎年秋に欧州遠征を行う両チームの日本への経由はそれほど負担は高くない。
実際に2013.2018には日本対オールブラックス、2017には日本対ワラビーズが開催されているため、負担への懸念や日程の問題はクリアすることができるだろう。
また、2019ラグビーワールドカップでの日本のベスト8入りにより実力の面でも大会成立の可能性は上がったはず。
そして日本でのラグビー熱の高まりは、懐事情の寂しい南半球のラグビー協会たちにとってはとても興味のある部分だろう。
テレビ中継では高視聴率を記録するなどして、大手の大会スポンサーの獲得が容易な今、日本協会は日本の経済力も利用してこの大会開催を目指してほしい。
日本協会は迅速かつ丁寧な対応を
日本代表のヘッドコーチをジェイミージョセフに引き継いでもらいたいとしながらも、具体的な案はいまだ提出していない日本協会。
この対応によりジェイミー続投は暗雲が立ち込めている。
この二の舞を演じないためにも、日本開催の地理的、経済的メリットを武器に交渉を進めてほしい。
まとめ
日本はサンウルブズ (スーパーラグビーの日本チーム)の2020年度での撤退が決まっているので、代表育成の新しい場の1つとしてこの話を逃すわけにはいかない。
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