第4節 VSレッズ
結果
得点
レッズ64 | VS | サンウルブズ5 | ||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
36 | 28 | 得点 | 0 | 5 |
6 | 4 | トライ | 0 | 1 |
3 | 4 | コンバージョン | 0 | 0 |
0 | 0 | ペナルティゴール | 0 | 0 |
チームスタッツ詳細
レッズ | VS | サンウルブズ |
---|---|---|
806 | ゲインメーター | 370 |
151 | ボールキャリー | 103 |
47 | ディフェンス突破数 | 9 |
24 | クリーンブレイク | 5 |
14 | オフロードパス | 8 |
9 | 試合中のキック数 | 10 |
90 | タックル成功率 | 73 |
70 | コンバージョン成功率 | 0 |
ー | ペナルティゴール成功率 | ー |
100 | ラインアウト成功率 | 87.5 |
100 | スクラム勝率 | 85.7 |
9 | ペナルティの数 | 13 |
メンバー表
レッズ | サンウルブズ | |
---|---|---|
1 | JP・スミス | クリス・イーヴズ |
2 | アレックス・マフィ | ジャバ・ブレグバゼ |
3 | タニエラ・トゥポウ | コンラード・ファンフィーレン |
4 | アイザック・ロッダ | コーリー・トーマス |
5 | アンガス・ブライス | マイケル・ストーバーク |
6 | ラカン・サラカイアロト | 吉田 杏 |
7 | リアム・ライト | ミッチ・ジェイコブソン |
8 | ハリー・ウィルソン | ジェイク・シャッツ |
9 | テイト・マクダーモット | 齋藤 直人 |
10 | ジェームズ・オコナー | ガース・エイプリル |
11 | ヘンリー・スペイト | ジェームス・ダーガヴィル |
12 | ハミッシュ・スチュワート | ベン・テオ |
13 | ハンター・パイサミ | JJ・エンゲルブレヒト |
14 | クリス・フェアウアイ=サウティア | シオサイア・フィフィタ |
15 | ジョック・キャンベル | ジョーダン・ジャクソン=ホープ |
16 | エド・クレイグ | エフィ・マアフ |
17 | ハリー・フーパート | ニック・メイヒュー |
18 | ジョシュ・ナッサ | ヘンカス・ファン・ヴィック |
19 | ハリー・ホッキングス | 谷田部 洸太郎 |
20 | フレイザー・マクライト | テビタ・ツポウ |
21 | スコット・マロルア | ルディー・ペイジ |
22 | アイザック・ルーカス | 森谷 圭介 |
23 | ブライス・へガティー | 中野 将伍 |
個人成績
サンウルブズ | トライ | ゲインメーター | ボールキャリー | ディフェンス突破数 | クリーンブレイク | オフロードパス | タックル回数 | タックル成功率(%) | ペナルティ回数 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
J. ジャクソンホープ | 64 | 9 | 1 | 1 | 5 | 100 | ||||
S. フィフィタ | 1 | 33 | 6 | 1 | 2 | 1 | 4 | 50 | 5 | |
JJ. エンゲルブレヒト | 53 | 11 | 1 | 2 | 9 | 67 | ||||
B. テオ | 16 | 6 | 4 | 1 | 9 | 78 | 2 | |||
J. ダーガヴィル | 53 | 9 | 8 | 75 | ||||||
G. エイプリル | 21 | 5 | 7 | 29 | ||||||
齋藤 直人 | 17 | 5 | 9 | 67 | ||||||
J. シャッツ | 31 | 8 | 3 | 0 | ||||||
M. ジャイコブソン | 20 | 6 | 1 | 2 | 17 | 82 | 1 | |||
吉田 杏 | 4 | 2 | 8 | 63 | ||||||
M. ストーバーク | 9 | 2 | 19 | 84 | ||||||
T. コーリー | 10 | 60 | 1 | |||||||
C. ファンフーレン | 6 | 7 | 7 | 86 | 3 | |||||
J. ブレグヴァゼ | 2 | 10 | 70 | |||||||
C. イーヴズ | 3 | 1 | 8 | 63 | 2 | |||||
E. マアフ | 7 | 2 | 1 | 6 | 100 | |||||
N. メイヒュー | 2 | 5 | 100 | 2 | ||||||
H. ファン・ヴィック | 12 | 2 | 1 | 1 | 6 | 67 | 1 | |||
谷田部 洸太郎 | 7 | 6 | 6 | 83 | ||||||
テビタ・ツポウ | 8 | 5 | 1 | 4 | 83 | 1 | ||||
R. ペイジ | 2 | 2 | 3 | 100 | ||||||
森谷 圭介 | 5 | 2 | 4 | 50 | ||||||
中野 将伍 | 9 | 100 |
チームオブザウィーク選出
ジェームズ・オコナー、ハンターパイサミ(レッズ)
ハイライト動画
マッチレビュー
アタック編
見ていてとにかくフラストレーションのたまる試合だった。アタックではとにかくミスをし、その後の相手ボールスクラムでペナルティを取られ、自陣深くにけりこまれるという場面が何度もあった。
私の手元の集計になるが、効果的なアタックや納得のいくキックができた場面が前後半25回のアタックの内たったの5回だった。
前半1分50秒付近のエイプリルの陣地回復のためのキック、前半21分からのスクラムからのアタック、後半開始すぐのエイプリルの陣地回復のためのキック、後半24分マイボールスクラムからのフィフィタのトライにつながったアタック、後半33分付近のキックボールキャッチからの幻のトライにつながったアタックのたった5回のみである。
それ以外では大半がノックオンか戦術的に理解のできないキックやパスなどであった。そのうちのいくつかを取り上げる。
この試合を開始早々決めることとなった、開始40秒と前半2分30秒と前半5分30秒のノックオン。準備してきたアタックを出すための準備段階での立て続けのノックオンでサンウルブズ得意のテンポいいアタックをすることができず、試合にうまく入ることができなかった。
前半33分のエイプリルのキック、前半38分のジャクソンホープのキック、後半27分付近の森谷のチップキック、この3つはどういう意図があってそのキックを選択したのかという事がわからなかった。
エイプリル、ジャクソンホープのキックはなぜタッチに出さなかったのかという事だ。22mの内側だったので、タッチに明確に蹴りだしておけばトライは奪われなかったのに、見方が誰も予想できないノータッチキックを蹴ったせいでカウンターを食らいトライを奪われた。点差が離れている状態だと相手はのびのびとアタックをしてくるのでカウンターをしやすい環境を作るキックはあり得ない選択だと思う。この2つのキックがスキルの問題でタッチに蹴り出せなかったのならまだいいが、あえてあのキックを蹴ったのなら大問題だと私は思う。
森谷のチップキックはなぜこのキックを蹴ったのかという事だ。オープン側に相手選手の人数のほうが多いのでキャッチされたら自陣深い位置なのでピンチになるのが明白。さらに、味方のプレイヤーは誰もボールに競りに行っていないため、自陣深い位置から短時間で脱する且つボールを失わないための選択として行ったキックには見えない。こういう何のビジョンも見えないキックは本当に次戦からは修正して蹴らないようにしてもらいたい。
32分のジョーダンジャクソンホープの自陣22m内でのラン。第1節のレベルズ戦から気になっていたが、深く蹴りこまれたときに味方が戻ってもいないのにカウンターをしようとしてターンオーバーされることが毎試合ある。タッチに蹴り出せば回避できるのになぜ3試合経過した今でも修正しないのだろうか。ここを改善するだけで毎試合1トライは確実に防ぐことができる。
セットプレー編
スクラムで圧倒され続けた試合だった。スクラムでペナルティを取られることでサンウルブズは攻撃の機会を逸し、さらには自陣に入られるため、この試合の悪循環を生んだ一つの要因だと考えられる。
レッズが他チームと比べて特別スクラムが強いというわけではないので、準備の差が出たのかなと感じる。チーフス相手にもスクラムが組めたサンウルブズなら修正することは可能なはず。
ディフェンス編
私はこの試合の開始10分間のディフェンスを見たとき、サンウルブズはディフェンスシステムを大幅に変更してきたのかと思うくらい、前の2試合とはディフェンスの出来が違った。
レベルズ戦、チーフス戦でのサンウルブズのディフェンスは前に前に出ることで相手選手一人ひとりの自由時間を奪いミスを誘っていくというディフェンスだったのに、この試合ではパスに合わせて流して、1対1で相手を上回っていく目標をもったディフェンスに感じた。しかし、1対1の局面では簡単に突破され、中途半端なディフェンスでディフェンスラインががたがたになっていて何度もギャップを突かれた。
何故ここまでディフェンスの意思統一ができていなかったのだろうか。
後半10分以降は、しっかりと前に出るディフェンスが出来ていたため、ミスを誘ったり、逃げのキックに追い込むことができていた。初めからこのディフェンスが出来ていたらこんな試合にはならなかったはず。
これではっきりしたのはサンウルブズは我慢のディフェンスで勝って行くチームではなく、アタックで試合自体のテンポを作っていくチームだという事。
セットプレーを安定させ、テンポのいいアタックをすることがサンウルブズにとって良いディフェンスを作る鍵なのだろう。
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