ブリティッシュ&アイリッシュライオンズが2021年に行われる南アフリカ遠征の日程を発表した。
2021年7月3日のストーマーズ戦を皮切りに、計8試合が予定されている。
*2020年10月21日、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズが2021年6月26日にスコットランド(マレーフィールド)にて日本代表と試合を行うことが決まった。ブリティッシュ&アイリッシュライオンズと日本代表のテストマッチは史上初。
試合日程・結果
日程(2021年) | 対戦(ライオンズ対) | 場所 | 時間 |
6/26(土) | 日本代表 | マレーフィールド(スコットランド) | 未定 |
7/3(土) | ストーマーズ | ケープタウンスタジアム | 未定 |
7/7(水) | SA invitational | ネルソンマンデラ ベイ スタジアム | 未定 |
7/10(土) | シャークス | ジョンソンキングスパーク | 未定 |
7/14(水) | 南アフリカA | ムボンベラ・スタジアム | 未定 |
7/17(土) | ブルズ | ロフタスヴァースヴェルドスタジアム | 未定 |
7/24(土) | スプリングボクス | FNB スタジアム | 未定 |
7/31(土) | スプリングボクス | ケープタウンスタジアム | 未定 |
8/7(土) | スプリングボクス | エミレーツエアラインパーク | 未定 |
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズは、南アフリカを拠点とするスーパーラグビーの各チーム、南アフリカ選抜、南アフリカ代表と計8試合を戦う。
特に熱い戦いとなるのは、スプリングボクスとのエミレーツエアラインパーク(エリスパーク)で行われる、最終戦だろう。
エリスパークは、1995年の南アフリカで開催されたワールドカップの決勝の舞台で、南アフリカがオールブラックスを破って初優勝を遂げた地である。
それゆえ、南アフリカにとっては気持ちが入る試合。
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズのヘッドコーチは3度連続の、ウォーレン・ガッドランドが行うことが決まっている。
2021 メンバー
【HC】 |
---|
ウォーレン・ガッドランド |
【PR】 |
マコ・ヴニポラ Mako Vunipola(イングランド/サラセンズ) |
ウィン・ジョーンズ Wyn Jones(ウェールズ/スカーレッツ) |
ローリー・サザーランド Rory Sutherland(スコットランド/エディンバラ) |
タイグ・ファーロング Tadhg Furlong(アイルランド/レンスター) |
アンドリュー・ポーター Andrew Porter(アイルランド/レンスター) |
ザンダー・ファーガソン Zander Fagerson(スコットランド/グラスゴー・ウォーリアーズ) |
【HO】 |
ケン・オーウェンズ Ken Owens(ウェールズ/スカーレッツ) |
ジェイミー・ジョージ Jamie George(イングランド/サラセンズ) |
ルーク・カウワン=ディッキー Luke Cowan Dickie(イングランド/エクセター・チーフス) |
【LO】 |
アラン=ウィン・ジョーンズ Alun Wyn Jones(ウェールズ/オスプリーズ) |
コートニー・ロウズ Courtney Lawes(イングランド/ノーサンプトン・セインツ) |
タイグ・バーン Tadhg Beirne(アイルランド/マンスター) |
イアン・ヘンダーソン Iain Henderson(アイルランド/アルスター) |
ジョニー・ヒル Jonny Hill(イングランド/エクセター・チーフス) |
マロ・イトジェ Maro Itoje(イングランド/サラセンズ) |
【FL/NO8】 |
ジャスティン・ティプリック Justin Tipuric(ウェールズ/オスプリーズ) |
タウルペ・ファレタウ Taulupe Faletau(ウェールズ/バース) |
ハミッシュ・ワトソン Hamish Watson(スコットランド/エディンバラ) |
ジャック・コーナン Jack Conan(アイルランド/レンスター) |
サム・シモンズ Sam Simmonds(イングランド/エクセター・チーフス) |
トム・カリー Tom Curry(イングランド/セール・シャークス) |
【SH】 |
コナー・マレー Conor Murray(アイルランド/マンスター) |
ガレス・デーヴィス Gareth Davies(ウェールズ/スカーレッツ) |
アリ・プライス Ali Price(スコットランド/グラスゴー・ウォーリアーズ) |
【SO】 |
ダン・ビガー Dan Biggar(ウェールズ/ノーサンプトン・セインツ) |
オーウェン・ファレル Owen Farrell(イングランド/サラセンズ) |
フィン・ラッセル Finn Russell(スコットランド/ラシン92) |
【CTB】 |
バンディー・アキ Bundee Aki(アイルランド/コナート) |
クリス・ハリス Chris Harris(スコットランド/グロスター) |
エリオット・デイリー Elliot Daly(イングランド/サラセンズ) |
ロビー・ヘンショウ Robbie Henshaw(アイルランド/レンスター) |
【WTB】 |
アントニー・ワトソン Anthony Watson(イングランド/バース) |
ジョシュ・アダムズ Josh Adams(ウェールズ/カーディフ・ブルーズ) |
ドゥハン・ファンデルメルヴァ Duhan van der Merwe(スコットランド/エディンバラ) |
ルイス・リースザミット Louis Rees-Zammit(ウェールズ/グロスター) |
【FB】 |
リアム・ウィリアムズ Liam Williams(ウェールズ/スカーレッツ) |
スチュアート・ホッグ Stuart Hogg(スコットランド/エクセター・チーフス) |
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズとは?

簡潔に言うと、イギリス代表チーム
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズとは、イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドの4協会から選抜された代表チーム、つまりはイギリス代表。
ただでさえ強く、伝統のある4チームが一緒になり戦う、ドリームチーム。聞くだけでワクワクする。
4年に一度結成される
4年に一度ドリームチーム「ライオンズ」は結成され、南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランドの3か国を4年ごとに順次遠征。
ここ最近は、2009年に南アフリカ、2013年にオーストラリア、2017年にニュージーランドで試合を行った。
エンブレム

ライオンズのエンブレムには、イングランドのレッドローズ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロック、ウェールズのプリンスオブウェールズの羽根が描かれている。
歴史
起源
歴史は古く、ライオンズの起源は、1888年に行われたオーストラリアとニュージーランドへの遠征。35試合中27試合に勝利したのですが、これらの試合のうち19試合はオーストラリアンフットボールのルールで行われた。
その後ライオンズは1891年に公式に認可され、初の試合は南アフリカ遠征。
現在の形である4つの協会の選抜チームは1910年に初めて結成。そしてチームは南アフリカ遠征を行い2勝1敗で南アフリカに勝利。
愛称
ライオンズの愛称は1924年のツアーで名付けらた。
ジャージ

赤ジャージが印象的なライオンズ。このライオンズのジャージは1950年に採用され、現在まで受け継がれている。
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ 近年の試合結果
2009年 南アフリカ遠征

対戦 | 観客人数 |
Royal XV(特別編成チーム)25-37ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 12352 |
ライオンズ(スーパーラグビー)10-74ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 22218 |
チーターズ(現PRO14所属)24-26ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 23710 |
シャークス(スーパーラグビー)3-39ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 21530 |
Western Province23-26ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 34176 |
サザンキングス(現PRO14所属)8-20ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 35883 |
スプリングボクス26-21ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 47813 |
南アフリカA13-13ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 39418 |
スプリングボクス28-25ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 52511 |
スプリングボクス9-28ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 58318 |
*太字が勝利
ライオンズ キャプテン ポールオコネル
ヘッドコーチ イアン・マギハーン
対スプリングボクス 1勝2敗 (負け越し)
2013年 オーストラリア遠征

対戦 | 観客人数 |
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ59-8バーバリアンズ | 28643 |
ウェスタンフォース17-69ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 35103 |
レッズ12-22ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 50136 |
NSW州とQLD州の合同チーム0-64ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 20071 |
ワラターズ17-47ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 40805 |
ブランビーズ14-12ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 21655 |
ワラビーズ21-23ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 52499 |
レベルズ0-35ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 28648 |
ワラビーズ16-15ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 56771 |
ワラビーズ16-41ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 83702 |
*太字が勝利
ライオンズ キャプテン サム・ウォーバートン
ヘッドコーチ ウォーレン・ガッドランド
対ワラビーズ 2勝1敗 (勝ち越し)
2017年 ニュージーランド遠征

対戦 | 観客人数 |
ニュージーランドバーバリアンズ7-13ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 19951 |
ブルーズ22-16ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 40639 |
クルセイダーズ3-12ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 20497 |
ハイランダーズ23-22ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 29620 |
マオリオールブラックス10-32ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 28177 |
チーフス6-34ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 29974 |
ハリケーンズ31-31ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 38690 |
オールブラックス30-15ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 48181 |
オールブラックス21-24ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 38931 |
オールブラックス15-15ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ | 48609 |
*太字が勝利
ライオンズ キャプテン サム・ウォーバートン
ヘッドコーチ ウォーレン・ガッドランド
対オールブラックス 1勝1敗1分け (史上初の引き分け)
まとめ
4年に一度結成されるドリームチーム「ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ」
難しいことは考えずにとりあえず楽しめば大丈夫!
放送予定などは随時更新します。
コメント