2019年12/21、レベルファイブスタジアムにてトップチャレンジリーグ、「九州電力キューデンヴォルテクス」対「清水建設ブルーシャークス」、「コカコーラレッドスパークス」対「近鉄ライナーズ」を観戦した。
今回は砂被りシートで観戦した。砂被りシートについて、ネットで検索しても情報が全く出てこなかったので、今回は砂被りシートについての情報をまとめる。
「砂被りシート」について
座席位置

砂被りシートは通常のスタンドとは別の場所にある。上記の写真のようにスタンドではなくピッチの真横にパイプ椅子の座席がある形だ。
チームのベンチの外側に位置しているため、ベンチの様子やアップする姿も目の前で見ることができる。
スタジアム入場口

スタンドに入場する際は階段を上った2階のメインゲートから入場するのだが、砂被りシートはピッチの真横になるので、階段を上らず1階の入り口から入場する。入場口はややわかりにくいがスタッフの方に聞けば教えていただけるので、気軽に聞いてみてほしい。普段はわからないが今回は関係者入り口と表示されていたためワクワクした。
入場方法

入場方法は受付で上記の紙と首から下げるストラップがもらえるので、それを首から下げていれば自由に出入りすることができる。
通常座席との金額差
通常座席は2000円だが、砂被りシートは3000円と少し高い。しかし、この座席でこの値段は安すぎると思うほどのいい体験ができる。
砂被りシートのメリット 3選
1.目の前で大迫力のプレーが見れる

何といってもメリットはここだろう。大男たちがぶつかり合ったり、華麗なパスをする瞬間が目の前で起きる。私はよく試合観戦に行くのだがあまりの迫力による興奮でいつもより早く時間が流れた。
コカコーラレッドスパークスのトゥクフカトネ選手がオフロードでトライを演出したシーンがあったのだが、そのパスは目の前で起きた。
トゥクフカトネ選手がDF突破して、ワンハンドでこっちに走ってきて目の前でオフロードした時、大きな興奮で時が止まったように感じた。
2.選手たちと触れ合うことができる

試合終了後に選手たちが回ってきて握手をしてくれる。特別なグリーティングタイムの時間以外でも選手たちと触れ合うことができるため、この席の特権だと思う。
選手たちの厚意やタイミングが合えば写真やサインをもらうことができるかも……
3.試合の裏側を見ることができる
砂被りシートは関係者入り口から入るだけあって、関係者しか見ることができないような試合の裏側を見ることができる。
レフェリーについて
内部の写真を撮るのはマナー違反だと思ったので写真はないが、レフェリーがストレッチをしたりして体を整える部屋、レフェリーケア室があったのには驚いた。選手たちが体を整える部屋があるのは当然だが、レフェリーにも同じような部屋があるとは想像していなかったので、裏側を見ることができたのは貴重な体験だったなと思った。
試合前後の選手達
スタンドからは見ることができない選手たちの様子を見ることができた。
2試合目の近鉄の選手が試合中の清水建設「ヤヌ・ベンダー」選手に話しかけて会話をしているのを見ることができたのは、この座席ならではだろう。試合中に話すものなんだなと驚いた。
もう一つ驚いたのは、試合後の選手たちは想像以上に身体を痛めているということだ。試合後選手たちは、スタンドに挨拶を行ったり、サインをするなどファンサービスをしてくれるが、スタンドから見えない位置に行くと足を引きずったりしている。選手たちは我慢をしてファンサービスをしてくれているのだ。
これには本当に驚いた。それと同時に選手たちに本当に感謝してファンサービスを受けるべきなのだと改めて思った。
砂被りシートのデメリット
コートの奥で行われるプレーは見にくい

リザーブの選手たちがアップをしたり、選手がベンチから立ってチームを鼓舞したりするときは、どうしてもプレーが見にくくなってしまう。デメリットを上げるとしたらこれがこの座席唯一のデメリットだろう。しかし、私はこのことをデメリットと思わなかった。ベンチにいるスタッフや選手の様子を間近で見ることができ、なおかつその方々と同じ目線で試合が観戦できるとワクワクしたからだ。
屋根が無かったり周りに人がいないためスタンドより寒い
これに関しては、コートエンドのスタンドでは屋根が無いところが多いので、この座席のデメリットとして挙げるかどうか悩んだが、より観戦を楽しむために注意喚起の気持ちを込めて書く。
上半身はダウンなどで防寒できるので意外と寒くならないのだが、試合観戦の時は足元から寒さがやって来る。なので、ブランケットなどのひざ掛け、座席の冷たさを遮る座布団などがあれば完璧だろう。
試合観戦の感想と写真
ざっくり感想
試合結果は調べればわかるのでわざわざ書かないが大まかな感想としては、本当に大迫力だったということ。オフロードのことは冒頭に書いたが、もう1つアッと驚くプレーを目の前で見ることができた。清水建設のゴール前のシーンで、フロントドアの選手が相手を引きつけてバックドアの選手にパスをしてトライを取ったシーンだ。あんなに綺麗なトライを選手たちと同じ目線で見れたことは本当にいい経験だった。
近鉄のトライを生んだゲニア選手のキックシーン
近鉄の後半25分のトライ。ゴール前でゲニア選手がインゴールに絶妙なキックをけり、ジョシュアノーラ選手がキャッチしてトライを取ったシーンでのゲニア選手の写真。


印象的なシーン
今回の観戦で印象的なシーンを撮った写真は、Twitterにて公開しておりますので、そちらをご覧ください。
ストーバークとトンプソン(トモさん)
— japan ラグビー news (@japannews18) December 21, 2019
近鉄ライナーズの大型ロックの2人
ストーバーク選手は今年サンウルブズにも加入しているので、近鉄のみならず日本代表もトモさんから引き継いで欲しい#トップチャレンジリーグ #サンウルブズ#sunwolves #近鉄ライナーズ pic.twitter.com/MJaclGXRJw
マシレワとクーパー
— japan ラグビー news (@japannews18) December 21, 2019
いい関係ですね#トップチャレンジリーグ#近鉄ライナーズ #クエイドクーパー#セミシマシレワ pic.twitter.com/gzj6cbfiBR
ステイリンがトライ時に痛めて、直前にクーパー、マシレワが交代してたから
— japan ラグビー news (@japannews18) December 21, 2019
ゲニアがコンバージョンキック
そして成功!
なかなかレアなものを見れた試合#トップチャレンジリーグ #近鉄ライナーズ#コカコーラレッドスパークス pic.twitter.com/SrHe1WZ5oZ
円陣で話を聞くトモさん
— japan ラグビー news (@japannews18) December 21, 2019
トークショーのトモさん
最高の試合でした#トップチャレンジリーグ #トンプソンルーク pic.twitter.com/NC3e9gbAOb
まとめ
今回は砂被りシートで試合を観戦することでとてもいい体験ができた。通常座席より値段が少し高いが、その差額が気にならないどころか、通常ではお金を払っても体験できないことなのでぜひ砂被りシートやそれに近いものがあれば購入してみてほしい。
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