そもそもラグビーって試合時間って何分なの?こう思われた方も多いはず。
ここではラグビーの試合時間やフルタイムで決まらなかった時の勝敗の決め方などを解説します!
ラグビーの試合時間は何分?
大人の試合(大学生、ワールドカップ、トップリーグ)
ラグビーの試合は前半40分、後半40分の計80分間で行われます。
そしてハーフタイムは10分間。サッカーは15分間ハーフタイムがあるので、サッカーでの時間間隔が慣れている人はハーフタイム思ったより短くて後半の最初を見逃すなんてこともありますので注意!
高校生の試合(花園など)
高校ラグビーの試合は前半30分、後半30分の計60分間で行われます。
そしてハーフタイムの時間は5分間。選手たちはおろか、観客も息をつく間もなく後半が開始されるといった感じです。
7人制ラグビーの場合
7人制ラグビーの試合時間は前半7分、後半7分の計14分間で行われます。
そしてハーフタイムの時間は何と1分!1分という短い時間なので、選手たちはベンチに戻らずピッチ上でハーフタイムを過ごします。
ロスタイムは?
ワールドカップの時はなかった
ワールドカップを見ていた方はもしかしたらお気づきかもしれませんが、ワールドカップの時にロスタイムはなかったです。
このワールドカップの時にはなかったという、引っかかる言葉をここから解説していきます。
タイムキーパー制の時はロスタイムはない!
タイムキーパー制とは?
このタイムキーパー制というものがワールドカップでロスタイムをなくさせました。
タイムキーパー制というのは、これまでレフェリーだけが管理していた試合時間をレフェリーとは別に時間の管理を行う専門の人(タイムキーパー)を置いて、試合がケガなどでとまると時間を止めて、試合が再開するとまた時間を進めるといった形のことを言います。
ラグビー中継の時に、左上のタイマーが、試合が止まると同時に止まっていたのはこのタイムキーパー制度のためです。
タイムキーパー制かどうか見極めるのは、2つポイントがあります。
タイムキーパーがタイマーを止めるときは3つ
タイムキーパーがタイマーを止めるときはいくつかありますが、主に3つわかれば大丈夫です。
タイムキーパー制のメリット
ワールドカップで80分過ぎても試合があったのはなぜ?
ワールドカップでの日本対サモア戦、日本の松島選手が挙げた最後のトライは試合時間85分。ワールドカップではロスタイムがないといったのに、80分過ぎて試合が行われている??と混乱する方もいるかもしれません。
これはラグビーのプレーが途切れるまで試合が続くというルールで起きたトライです。もう少し詳しく言うとホーンの音が鳴るとラストワンプレーでプレーが途切れると試合終了ということです。
このプレーが途切れるまで試合が続くというのがちょっと難しいです。
プレーが続いていると見なされるとき
このように1プレーといってもなかなか難しいのですが、これは見ていれば勝手に覚えることができますので気にしなくて大丈夫です。
この記事を合わせて読むとルールがすんなり入ってくると思います。
タイムキーパー制が採用される試合は?
国際試合(ワールドカップ、テストマッチなど)、トップリーグ、スーパーラグビーなどよく見る試合はほとんどタイムキーパー制です。なので時計を見ていれば、今は試合の中盤なのか、いつ試合が終わるかので安心して観戦できます。
ロスタイムがある試合は?
高校ラグビーや大学ラグビーなどはタイムキーパー制ではないのでプレーが止まってもタイマーは止まらないので、遅れた時間分だけロスタイムが発生します。
テレビ中継などを見てると聞こえてくるのですが、試合終了間際になってくると選手がレフェリーにあと試合時間が何分残っているのか頻繁に聞きます。
時間によって選択するプレーが変わってきますので間違いのないように聞いているのですが、これが何ともラグビーらしさを感じて私は好きです。
もし80分で決着がつかなかったら?
ラグビーワールドカップの場合
トーナメント戦で80分経っても同点だった場合の時
ワールドカップで80分で決まらなかった試合
※キックコンペティションとは(下記のリンクをご覧ください)
キックコンペティションまでもつれた試合はあるのか?
ラグビーワールドカップでは今までキックコンペティションまでもつれた試合は今のところまだありません。
ただ実際にワールドカップ以外の試合で、このサッカーでいうPK戦のような形で勝敗を決めた試合が過去にあります。
それは2009年のハイネケンカップ(ヨーロッパのクラブ最強を決める大会)の準決勝です。
この時はキックコンペティションではなくプレースキックコンペティションという形でしたが、実際にキックにより試合が決まっています。
盛り上がっていますが、日頃キッカーでない選手には酷ですよね。
ワールドカップ以外は大会によりけり
ワールドカップ以外では大会によって規定が違うので延長戦なのか、最初からサドンデスなのかは大会によります。
ただラグビーでここまでもつれることはなかなかないので、起きたときに調べるくらいで大丈夫です。
19歳以下は延長戦禁止!

ラグビーはかなり肉体疲労の激しいスポーツですので、子供の試合での延長戦はワールドラグビーの規定によって禁止されています。
なので、高校ラグビーの全国大会「花園」などでは、同点かつトライ数が同じの場合抽選によって勝敗が決まります。
これで涙を呑むチームを毎年みるのでなかなか胸に来るものがあります。
決勝で引き分けの場合は、両校優勝となります。
今までに引き分けでの両校優勝は3回起きており、一番最近の両校優勝は第90回大会(2010年)です。
この時の決勝には、日本代表で活躍する松島幸太郎選手も出場していました。
まとめ
試合時間がわかるようになることは試合展開を楽しむうえでも重要なことなので、ざっくりわかっていたらいいかも!
このページに書いてあることが分かれば試合時間に関しては完璧なのでわからないことがあれば何度も読んでみよう!
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